他の家の子もそうなの?~女の子の行動から見る注意のしかた

前回は男の子の注意の仕方をご紹介しましたが、今回はその女の子編です。女の子は男の子のようにパワー全開!ということはあまりなく比較的育てやすいという印象があると思います。また、ママとは同性ですから気持ちが分かったりすることも多いのではないでしょうか。

でも女同士だからこそ気になる子どもの行動や、これってうちだけ?と悩んでしまうことはあると思います。そこで、女の子にはどのように接していけばいいのかご紹介していきます。

『ちょっと生意気!?口が達者な女の子』

女の子は言葉を覚えるのが男の子よりも早い傾向にあります。身体的にも男の子より成長が早く、協調性のある遊びを好みます。なのでとても好奇心が強く、特に大人の女性の真似(化粧やファッションなど)をするのが大好きですし、年齢が上がるにつれてお姉さんっぽく振る舞うのも大好きです。

だから「こんな言葉どこで覚えたの?」というような大人びたセリフや返答をして大人をびっくりさせることもあります。そんな言い方はダメよ、と注意しても猛烈に口ごたえをしてきて太刀打ちできない…なんてこともあるのではないでしょうか。

そうなるとついこちらもヒートアップして口喧嘩になってしまいます。他所の家でもこんなに生意気なことを言う子なんているのかしら!?と素直にいう事を聞いているお子さんを見ると心配になりますよね。

でも、口ごたえが出来るというのは自分の思いを伝えられているということでもあります。自分の意見を言えないほど厳しく抑制されていたら、わざわざ怒られて嫌な思いをしようとは思わないし親の顔色ばかり伺っている自信のない子になってしまうからです。

まずは「生意気だけど、自己主張しようとしているんだな」と受け入れましょう。それでも度が過ぎる言いようならきちんと注意して下さい。女の子は強調や同調することに長けているので、言い返してきても一度堪えて、子どもの主張に共感してみてから落ち着かせるのもいい方法です。

『ママ=女性像の手本であることを忘れない』

女の子の困った行動で多いのは、暴れたり物を壊すよりも態度や言葉に現れることが多いです。お友達にきつい言い方をしたり、部屋に閉じこもって「●●したら出てきてあげる」と要求してきたり、ファッションやおしゃれにものすごくこだわりがあって気に入らないと不機嫌になったり…男の子と違う意味で手が掛かります。

これも女の子の方が精神的な成長が早く、言葉で大人に対抗できるくらい様々なものを吸収しているからといえます。言葉巧みにあれこれ言う娘に思わずキィー!となってしまいますが、そこはぐっと我慢しましょう。

女の子がお手本にしていく女性は一番身近な母親です。今は生意気盛りで誰に似たのかしら?という態度でも、ちゃんと女性としてのママを見て学んでいます。言葉で子どもを圧倒しようとしたりコントロールしようとすると、それが育児の方法であるという記憶が残り、将来子どもが母親になったときそれを実践しようとします。ですから感情をおさえ、同じ土俵で喧嘩をしないよう冷静に対処することが肝心です。

男の子も女の子も育児中は大変と思う行動や態度はありますが、それぞれの良さや楽しさはその何倍もあります。困難なことも、日々の成長のひとつです。欠点を探すのではなく、良いところを褒めて伸ばしていってあげましょう!