おもちゃ売り場から上手に抜け出せる方法

おもちゃ売り場、できれば誕生日とイベント以外では近づきたくないコーナーですね。でも子どもの勘は冴えていて、気が付いたら売り場につれてこられていたなんてこともあると思います。

駄々をこねられると気力も体力も消耗するし、後の予定がある時は気持ちが焦ってきつく叱ってしまうこともあるのではないでしょうか。周りの目も気になるおもちゃ売り場での攻防、できれば最短で切り抜けたいものです。そこで今回は、おもちゃ売り場から上手に抜け出せる方法をご紹介します。

『あえて一緒におもちゃを見てみる』

逆転の発想です。無理に連れていこうとすれば「これ欲しい!」が更にエスカレートします。ですから一度子どものペースに乗ってみましょう。これいいね!どれが一番好きなの?など、問いかけていくと最終的に満足してくれます。

ここでのポイントは「次に来た時に買おうね」と言わないことです。次の買い物のとき親が完全に忘れていても、子どもはしっかり覚えているのでまた欲しがります。そんな約束覚えてないよ!と一蹴してしまうと、子どもは嘘をつかれた形になり親子の信頼関係に響きます。本当に気に入って買いたいと言っているのであれば「●●のときに買おうね」と提案して下さい。我慢させることもしつけの上で大切なことです。

『とにかく近づけない』

当たり前ですがこれにつきます。今日は何が何でもおもちゃ売り場に寄る時間なんてない!そんな日は徹底的に防御してください。「そっち(おもちゃ売り場)には行かないよ~!」と注意したり「今日はおもちゃ買わないからね、わかった?」と言い聞かせるのではなく、1秒でも視界に入らないようにしたり、おもちゃの「お」の字すら発さない徹底作戦です。

とはいえ、歩けるようになると興味のあるものへまっしぐらに向かっていってしまいます。まずそれを防ぐため、まだ体重の軽いお子さんなら抱っこひも、長時間抱えるのが大変ならバギーなどに乗せましょう。これで売り場の発見を未然に防ぐことができます。

拘束を嫌がって歩きたい!ということならすぐに陽動作戦を決行です。注意を逸らせる対象は何でもいいですが、お菓子など別の駄々をこねそうな誘惑物に注目させるのは避けてください。食品コーナーなら野菜や果物、魚などがたくさん並んでいるので「この野菜はなんだっけ?名前教えてほしいなー、わかるかな?」とか「この魚は●●って言うんだよ」など、質問をして興味を向かせましょう。それに答えてくれたら、うわー物知りだね!もっと教えてほしいな!と、さらに会話を続けてみましょう。おもちゃのことを考える隙を与えないのがポイントです。

そしてうまいこと会計までたどり着いても油断は禁物。お店を出るまでが戦いですので、今日お買いものしたものを何に使うか、どうやって作るかなどを一緒に考えたりしながら店を出ましょう。

可愛い子どもの言う事は可能な限り聞いてあげたいのが親心です。無理でなければ買ってあげることはいつでもできますが、甘やかしてしまうのは本人のためになりません。ダメなものはダメという事をわかるまでは根気よく教えて言ってあげてくださいね!