おむつが中々はずれなくても焦らないで!楽しくトイトレしよう!

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自分の意思を伝えられるようになり、おしっこの回数がまとまってきた時期にトイレで用を足す練習を始める方が多いですが、何の苦労もなくトイレに移行できたという子はほぼいないのではないでしょうか。

慣れない体勢で用を足すことは、子どもにとってなかなか難しいものです。
すぐに慣れてくれれば問題ありませんが、おむつじゃないと用足ししたくない!と漏らしてしまったりうんちを我慢して便秘になってしまったという話を耳にします。また、身近でおむつが取れたという話を聞くと余計に焦ってしまいませんか?今回はおむつ外しに奮闘している方に読んでいただきたいトイレトレーニングのコツをご紹介します。
 

『焦りは禁物!子供のペースに合わせよう!』

育児書などには大体何歳くらいからおむつが外れてきます、という記述があるかと思います。目安なのはわかっているけど、その時期を過ぎても外れないと子どもに厳しく当たってしまってトイレの練習をいやがるようになったら次のステップに移行するのに時間が掛かってしまいます。

初めの一歩を成功に導くためには、最初から多くを求めないことです。トイレの個室に入れた、おまるに触れた、もうそれだけでOKです。トイレの環境や、おまるを使用するならその形をまず覚えさせましょう。子どもにとっての初めては恐怖さえ感じるものです。少し見慣れてきたら用を足さなくてもいいので座らせて、どんなふうに使うか真似させてみてください。子どもの好きなキャラクターの絵や鮮やかなトイレカバーに付け替えるなど、子どもがトイレは楽しそうな雰囲気の場所だと感じることができるようにしてあげるとより興味を持ってくれます。

トイレやおまるの雰囲気に慣れてきたらいよいよ用を足す練習です。やり方やタイミングは最初からつかむのは難しいので、ママがトイレに行きたくなった時の様子を演じると解りやすいです。おしっこがでそう~とモジモジして、便座やおまるに座って用を足す真似をすれば言葉で説明するよりも理解しやすいでしょう。

うんちの場合も同様に教えてあげていいのですが、座った体勢でおなかに力を入れることがうまく出来ないことが多いです。ですのでうんちだけはしばらくオムツでするパターンもあります。力の入れ方が分からずトイレで出来ないときは、力むときにおなかを少し押してあげると、うんちの時はおなかに力を入れることが分かってきますから補助してあげてください。強く押しすぎないように注意です。

トイレトレーニング中はお漏らしや衣類・布団が濡れたり汚れたりするのは当たり前。それを「また失敗したのね!」と叱るとトレーニングに消極的になってしまいますので、汚しても大丈夫!という心構えで一緒に頑張って下さい。

そして何か小さなことでも出来たら思い切り褒めてあげましょう。褒めることで自信がつき、ステップアップにつながります。そしてどうしてもおむつが手放せなくても、それは今だけのこと。子どもに手が掛からなくなる時期はあっという間に来てしまいます。逆に貴重な時間と思えば、大らかな気持ちでいられますので、焦らずトレーニングを進めていけたらいいですね!