他の家の子もそうなの?~男の子の行動から見る注意のしかた

子どもが生まれて、同じ月齢の子や年齢が近い子のママとお友達になって、子育てに関する情報や「ウチの子はこうする」といった話を聞いたりしたことがあるかと思います。

子ども同士を比べることは決してないけど「え!?もしかしてこれってウチだけ?」という行動がお子さんに思い当たるとき、中々聞けないし言い出せませんよね。仲良しのお友達が異性だったら尚更です。今回は男の子によくある行動とその注意のしかたをご紹介していきたいと思います。

『男の子は危険や冒険が大好き!』 

理解できない謎の遊びや、怪我するからやめてー!というスタント顔負けの荒っぽい遊びが大好きな男の子。

たとえば部屋の隅から全速力で布団に飛び込み気に入れば何回もやる、米袋のコメをザラザラと出してみる、公園へ行けばそこってつかまる場所じゃないよね?という変な位置からぶら下がって遊ぶ、砂を口に入れてみる(!)など、一体何が楽しいの?というものが多いです。まさに小学生の女子が「男子って本当にばかだよねー」なんて話しているあの光景そのまま。なぜこんなことをするのでしょう?

男の子は脳の構造的に好奇心が強く、また空間を認識する力が高いと言われています。なので上下左右の動き、立体を認識できる動作、やってみたい!と思ったことはやらずにはいられません。また、1度に一つの事しかできないのも特徴です。

『注意するときは短く、わかりやすく!』

基本的に何回同じことを言ってもまた繰り返すので、1回で直る可能性は限りなく低いと言っても過言ではありません(笑)。だからといって注意はやめずに根気よく続けてください。買い物に行くと一瞬でダッシュしていなくなる息子に、お店で走ったら危ないからダメ!と気合いの一言、これでOKです。きっと「はーい!(返事と同時に猛ダッシュ)」と答えてくれます。

逆にくどくど長いお説教をしても、聞いているのはせいぜい10秒くらいです。馬の耳に念仏では、ママが疲れてしまいます。もちろん個性の差はあるので、おとなしくいう事を聞いてくれる子だっています。元気が服を着て歩いているようなお子さんのママがこんなに羨むことはないでしょう。

でもおとなしくても男の子ですから、理解できない行動は少なからずあるかもしれません。どちらにしても簡潔で分かりやすく、同じことでも何度も言い聞かせるのが男の子を注意するときのポイントです。イライラしてしまうこともありますが、まあ男の子は仕方ないよねと悟りの境地に立ってしまえば注意するときも気持ちが楽になりますよ!

男の子の育児は疲れる事の連続かと思います。たとえ自分に男の兄弟がいたとしても子育ては別。振り回されるくらい元気いっぱいでついていけないこともあるでしょう。

それに元気だけなように見えて実はプライドが高くナイーブな一面もあるので、きつく叱り過ぎると自尊心が傷ついてしまうことも。それも含めてダメなときはビシッと短く注意するのが男の子への対処法です。大らかに見守りましょう。