まだ遊びたいと泣かれたらコレ!子供の気持ちの切り替え方

大人なら、どんなに楽しくても時間がくれば切り上げることができます。でも子どもはいつまでも気に入った遊びをしていたいのです。飽きるまで待とうと思っても、それまでの時間はかなり長いです。子どもの気持ちは尊重してあげたいけど、こちらにも都合があるし合わせてばかりもいられません。

無理やりやめさせることは簡単ですが、そのあとのフォローが結構大変だったりしますよね。今回はそんな時に役立つ子供の気持ちを切り替える方法をいくつかご紹介します。

『次に楽しい事があると匂わせる』

子どもは目の前で起こっていることにしか注意が向いていません。それに加えて自我が強烈に芽生えてきた時期なら、何が何でも主張を押し通そうとしてきます。そんなときは、少し先にはの楽しいことが待ってるという話を持ちかけてみてください。

外出先なら「いまの遊びも楽しいけど、家に帰ったら●●して遊べるよ。」といったように意識が自宅へ向くよう提案しましょう。ただしこの場合、そっちの方がメリットがあると思わせなければなりません。「●●ならママも一緒に遊べるから、そっちがいいなー」とか、「いま帰って●●したら、ごはんの時間まで長く遊べるよ」など、新商品を紹介する営業マンばりにセールストークを展開させましょう。最初は嫌がっていた子どもも、徐々にその気になってくるはずです。

『家にたどり着くまでの間に遊びをする』

ただ帰るだけでは子どもの気持ちはそこに留まったままです。こちらも外出先から帰宅する場合ですが、帰宅途中に子どもが気に入りそうな遊びをしながら気を紛らわせる方法もあります。帰りだす際、もっと遊んでいたかったら不機嫌で、遊びながら帰ろうとしてもなかなか乗ってきてくれないかもしれません。

そんなときはまず何でもいいので「モノや動物」に注目させてみましょう。「あっ!あれは飛行機かな!?見てごらん!」「可愛いワンちゃんがお散歩してるよ!みてみて!」など、少しオーバーにするのがポイントです。それに目を向けた後は「すごかったね(可愛かったね)、じゃあ、もっと探しに行こうか!」と少しずつ注目対象をずらしていきます。その場から離れることに成功したら、しりとりや好きな歌など、道具が無くても楽しめる遊びをしながら帰ります。これなら帰宅しても上機嫌です。ただし、追いかけっこや鬼ごっこなどの走る遊びは危険ですからやめましょう。

『創作ストーリーを即興でつくる』 

ご飯の時間や寝る時間に「まだ遊ぶ!」と泣かれたら大変です。次のアクションに移るまでに時間が掛かると、食べる時間や寝る時間が遅くなって生活リズムを整えることに四苦八苦してしまいます。そんなときは即興の創作ストーリーが活躍します。

もちろん主人公はお子さんです。食事前ならお気に入りのヒーローやヒロインの仲間になった設定で、ご飯を食べて悪者を倒しに行くとか、台所に敵が現れたからやっつけに行こう!など、お子さんが食らいつく内容で釣ってみましょう。寝る前ならお子さんが登場するストーリーを布団に入ってその場で考えてお話します。自分が冒険に出掛ける話や、昔話に登場して物語の中に入ってもいいですね。聞き入ってくれるとそのまま気持ちよく眠ってくれます。

子どもは日常の全てが興味の対象といっていいほど好奇心の塊です。注意を逸らせたり、こちらの都合に合わせようとするのは子育て中苦労しますが、本人が気づかないうちに楽しく次の行動に移ることができればお互いにストレスがないので、ぜひ試してくださいね。