歯みがきの『困った!』に試してもらいたい●つの方法

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歯が生えそろってきたら、早めに歯みがきを習慣づけることは大切です。でも、すんなり磨かせてくれない場合があります。泣いて嫌がって口を開けさせるのも一苦労、口を開いてもすぐ閉じてしまってなかなか磨けない…そんな困ったときに試してもらいたいのが今回ご紹介する方法です!

『視覚的なものを使って説明する』

なぜ歯みがきをしなければならないのか、まだ年齢の低いお子さんには理解できないものです。意味も解らず口の中に歯ブラシを入れられたら、本能的に恐怖を感じてしまうのです。

そこで、わかりやすいように絵本を使って「歯みがきはこういうもの」と伝えると視覚でわかるので、言葉で説明するより理解しやすいと言えます。幼児向けテレビ番組や、インターネットの動画でも歯みがきをしている様子が流れるものがありますので、一緒に見て「楽しそうだね、○○もやってみようか」と促すと興味を持ってくれます。

『虫歯になった時どうなるかを教える』

3歳前後になると言葉の理解がより進むので、虫歯になったらどれだけ大変か教えましょう。虫歯になったことがないお子さんにはその痛みなどが分かりにくいので、経験したことのある痛さで例えると理解しやすいかもしれません。

悪いことをする虫歯菌をやっつけに行こう!と、冒険の勇者になったつもりで歯ブラシを持つと「何だか楽しいのかも?」と乗ってきてくれます。

『お気に入りの歯みがきグッズを使う』

歯みがき自体にいやな印象を持ってしまうと、きちんと磨かせてくれるまでにかなりの時間がかかります。そんなときは好きなキャラクターや絵柄の入った歯みがきグッズを用意してみるもの手です。「●●(キャラクター名)も一緒に歯みがきしたいって言ってるよ、一緒に虫歯菌をやっつけようか」と興味を起こさせるとやる気になってくれます。今は子供用歯磨き粉の種類も豊富ですから、気に入ったフレーバーのものを使用するとさらにやる気が出るかと思います。

『最初は自分で口にブラシをいれさせてみる』

歯石を除去するために息子を初めて歯科につれていったときのこと。あのキュイーンとイヤな音のする機械を初めて見た息子は「怖い!!」と言って口を開けてくれそうにもありませんでした。

ですが先生が「これはくるくる回るブラシなんだよ、痛くないから触ってごらん」といって息子に触らせてくれました。痛くないことがわかると「あ、本当だ」とすぐ横になり、泣かずに全部の歯石を取ることができました。このことから、子どもは得体の知れない初めて見るものを口に入れることが出来ないんだなあと痛感。家での歯みがきも同様でした。

もし磨こうとして拒否されたら、お子さんの手にブラシを握らせて自分で口の中に入れさせてみてください。ママも一緒に歯ブラシを口に入れて見せるとより良いと思います。歯磨きは痛くないし怖くないということを理解できれば、嫌がる頻度はぐっと減ります。

歯のトラブルは避けて通りたいものです。治療も時間が掛かるし何より痛がる姿を見るのはかわいそうになってしまいます。歯磨きが成功したら褒めることも忘れずに!よくできたね、頑張ったねと繰り返し褒めることで「歯みがきが出来るんだ」という自信に繋がります。毎日のことですから、ぜひ楽しんで続けてくださいね。