うちの子ができるか心配。でも他の子と比べなくても大丈夫!

うちはうち、よそはよそ。頭ではわかっていても、仲のいい友達のほうが覚えが早かったり、運動神経が良かったりしたら何となく不安になるものです。うちの子って成長が遅い?もしかしたら障がいを持っているのかな?でもデリケートな話題は身近な人にも相談しにくいですよね。今回はママの気持ちを楽にする「うちの子は大丈夫」と思える考え方をご紹介します。

『他の子との差は個性の差』

生まれてきたときから、子どもはすでに個性があります。とてもよく眠る子、中々寝てくれなくて一晩中泣いている子、同じママから生まれてきたのに兄弟で全然違う性質を持っているという話も本当によく聞きます。赤ちゃんからもう少し成長して自分で遊べるようになると遊び方にも違いが現れます。興味を持つ対象も子供によって違います。

もし「うちの子って何でこれが出来ないんだろう?」と思っても、焦らず見守って下さい。育児書には何歳頃にはこれが出来るようになる、と書かれていたりするのでそれをすべての指標にしてしまうと「遅れてる!心配!」と不安になるばかりです。あくまで目安ですので、実際は長い目で見守ることが大切です。

ただし例外として、1歳児検診や3歳児検診などで医師から診断があったり、検診で診断されなくても普段の様子を見ていて同年齢の子供たちと明らかに違う場合はお住まいの市役所や区役所の子育て支援部署に相談してみましょう。専門機関や医師を紹介してくれますし、その他細かい相談も対応してくれます。

『できる事をもっと伸ばそう!』

子どもにそれぞれ個性があるということは、できる事の中でも得意なことや好きでずっとしていることがあると思います。クレヨンで紙に何か描く、車のおもちゃが大好きでずっと並べたりしている、人形遊びに夢中になって世話をする。気に留めなければ、好きだからずっと遊んでいるんだというだけで終わってしまいますが、夢中になれる遊びは褒めてみてください。

たとえば絵なら、何を描いたのかわからなくても「線がたくさん描けたね」とか「色々なクレヨンを使ってきれいだね」とか、どんなに些細なことでも良いので出来たことを評価しましょう。ママに褒められると子どもには自己肯定感が生まれます。

自己肯定感とは、「自分はここにいていいんだ、ママから大切にされているんだ」という、最も根本的で大切なことです。それを得ることで子供には安心感が生まれ、どんどん新しいことに意欲が生まれます。

新しいものを見たり聞いたりやってみたりするのは、子どもにとって大きなハードルです。何かわからないものは全て不安になるものです。でも、心の中で安心感を持っていれば、その子の世界は大きく広がっていきます。

人は誰だって得意と不得意があります。大人になればなるほどそれを痛感しますよね。自分が不得意で出来ないことがあると、勉強しておけばよかったとか、もっと早くやればよかったと後悔したりするものです。

だからこそ子どもの「できないこと」が気になってしまうのかもしれません。でも、「できないこと」より「できること」に目を向けましょう。子どもの可能性は無限です。暖かく成長を見守って下さいね。