ごめんなさいと素直に言えないときに怒ると逆効果!

ごめんなさいと子どもが自分から言い出せるようになるまでは意外と時間が掛かるものです。「ありがとう」や「こんにちは」は比較的すぐ言えるようになるのに、なぜごめんなさいは中々言えないのでしょうか?本人に悪いことをしたという気持ちがあるのがわかっているのに黙っていたら叱ってしまいますよね。でも言えないことを怒るとますます素直に言い出せなくなってしまいます。

『謝る事の意味』

謝ることを理解させるのは、感謝の気持ちを教える以上に難しい事です。感謝することなら能動的にできるので、日常でもどんどん「ありがとう」と言うことが出来ます。しかし謝る事というのは「本人が何かしでかして自分以外に迷惑が被った時」なので、感謝を伝える場面よりは明らかに少ないのです。ですから謝らせる場面が来たらしっかりその意味を教えていきましょう。

例えば家で目を離したとき、遊んでいて何かを壊してしまったとします。明らかに子どもがやらかしたとわかる壊れ方だったら「何してるの!謝りなさい!」と怒鳴ってしまうかもしれません。ですが日常的に「謝って!」と怒りながら謝罪を要求していると、謝ること=恐怖に繋がってしまうので、心から申し訳ないと思う気持ちを引き出すには逆効果です。反対に「謝ればママのガミガミが収まるから」という気持ちですぐごめんなさいと言うだけ言って謝罪の気持ちは生まれないなんてことになったら軌道修正が大変です。

『子どもの気持ちをまず聞こう』

最初からごめんなさいと無理に言わせるのではなく、まずは黙ってしまっている子どもの気持ちを聞いて代弁しながら導いていきましょう。まず「これを壊しちゃったのね?けがはなかった?」と、気遣う一言を忘れずに。ママはあなたの想いを理解するよという安心感を与えてあげましょう。

そして「これが壊れたらママは悲しい気持ちになるよ。誰かのものや皆が使うものを間違って壊したら、ごめんなさいって言うんだよ」と促してみましょう。このとき子どもは自分は悪いことをしてしまったのが分かっているので、気まずさから黙ってしまっているのです。なので必要以上に問い詰めたり、長いお説教をするのはやめましょう。余計に心を閉ざしてしまいますし、謝ることの本質が理解できなくなってしまうからです。

自分が壊したものをママはとても悲しんでいる、わざとじゃないけど悪いことしたな、悲しい思いをさせて申し訳ないな、という気持ちを持つことで初めて謝る意味が理解できます。相手を思いやる気持ちを育てると、自然に謝れますよね。そうなるために、まずは子どもの気持ちを汲んであげることからスタートしてみてください。

大人でも謝れない人はいます。何かをしてもらうのが当たり前の生活をずっと送っていたら、悪気はないのにそうなってしまうでしょう。ですが生きていくなかで謝って相手の許しを乞うことは必ずあります。子どもが素直にごめんなさいと言えるようになるまで、暖かく正しく見守っていきましょう。