これは効きます!お片付けを楽しくする3つのアイデア

おもちゃや本を出す時は真剣なのに、お片付けとなると…明らかに気が向かなかったり、しぶしぶやっている感じのお子さんは多いと思います。

遊び終わったものよりも、次のことに意識が向いてるからなんですよね。早く片付けなさい!と叱ってばかりいると「片づけ=怒られてするもの=いやなもの」となって子どもはますますやらなくなります。でも見かねて散らかった部屋をいつも親が片づけてしまっていては片づけの習慣が身に付きません。今回はお片付けも楽しい!と思えるアイデアをご紹介します。

(1) ゲーム形式で楽しむ!

お片付けの時間もゲーム感覚で楽しんでしまいましょう!一人で片づけるとなると、子どもは一気にやる気をなくしてしまいます。大人は片づけ方を理解できますが、子どもにとっては難問です。何をどこに置けばいいのかわかりません。

そこで、今日はママもお片付けやろうかな、一緒にしようね!と言うと良い返事が返ってきます。そしておもちゃ箱にどっちが早く入れられるかを競い合うように促すと、かなりの確率でお片付けが進みますよ!これなら楽しく覚えることができるし、しまう場所もわかります。スキンシップの一環にもなりますので、1人で出来るようになるまで一緒に楽しんでやってみてください。

(2) 片づける場所に絵や写真を貼っておく

これは保育園などでも実践している方法なので効果があります。単にお片付けしてとお願いしても、どこに何をしまえばいいのかわからないので、本棚にぬいぐるみを入れたり、おもちゃ箱に絵本を入れたりしてぐちゃぐちゃ…なんてことも。

その点、置き場所を決めておいてそこに何をしまうかわかれば何をしていいか分からず途中で諦めるのを回避できます。一緒におもちゃの絵を描くのも良いですね。それも遊びになりますし、2人で何かを作るのは印象に残るので誘導しやすくなります。イラストを描くのが難しいものは写真を貼ればOKです。

(3) 小さなおもちゃはディスプレイに!

男の子ならミニカー、女の子ならままごとや人形などの小さな部品など、おもちゃ箱に放り込んだら行方不明になってしまったり、床に落ちていたらいつの間にか見つからなくなってしまうものは厄介です。そういった小物はインテリアとして飾ってしまえばいつも目に見えますし、並べてあってもおしゃれです。

ミニカーなどの大きさなら100円ショップで売っているクリアケースをいくつか用意して、どこにそのおもちゃを入れるという決まり作らずに、片づけるときに好きな場所に入れさせます。女の子のおもちゃも同様に、アクセサリースタンドに飾ったり、可愛い柄の小物入れにしまうようにすれば喜んで片づけてくれます。

お片付けもやり方次第で楽しむことができます。大切なのは片づけることは楽しいことというポジティブなイメージを抱かせることです。そして片付いたら、部屋がきれいになって気持ちいいね、おもちゃも喜んでいるよとたくさん褒めてあげましょう。褒めることでやる気が育ち、習慣づければ片づけをすすんでやってくれるようになりますよ!

あれもイヤ、これもイヤ…イヤイヤ期の対処法

イヤイヤ期は、ある日突然やってきます。恐怖です。もう何をしてもイヤだと泣き叫び、ご近所に虐待を疑われてしまうのではないかと思うほど朝から晩まで大騒ぎ。泣きたいのはこっちだよ…と親は疲れ切ってしまいます。イヤイヤの度合いは個人差がありますから、「もう勘弁して」の最強レベルから「ほぼ皆無」ストレスフリーレベルまで様々です。今回は親も子も大変なこの時期をうまく乗り切れる対処法をご紹介します。

『イヤイヤ期はなぜ来るのか?』

イヤイヤ期が最も顕著に現れるピークは2歳前後が多いようです。この時期は「自分でやる!」という自己主張が出てくるときでもあります。でも大人のように言葉でしたいことを正確に伝えることがまだできません。

なので、何かを伝えようとして話しているんですがこちらが聞き取れなくて本人の言っていることと違う答えを言った途端、伝わらないのがイヤで大泣き…なんてこともあります。でも、できれば迎えたくないこの時期は、自分の意思を周囲に発信して他人との関係を築いていく過程の始まりなので、人格形成のためにとても重要なんです。

『困ったら試してみて欲しいのはこの方法!』

イヤイヤの内容は本当に多種多様で、必ずすべての子供に起こるイヤイヤはこれ!というものはありません。そして2歳前後で現れる子もいれば、1歳半から軽いイヤイヤが長く続いたりと期間もさまざま。じゃあ、大泣きされても対処なんてできないんじゃない?と不安になってしまいますが、今回は全てのパターンに対応できる方法に的を絞ります。

お子さんが何らかの原因でイヤイヤが発動したら、まず何がしたかったのか(伝えたかったのか)聞いてみてください。年齢が2歳前後で低い場合は中々答えにたどり着かず正解するまで根気がいりますが、怒らずに聞きましょう。それでもわからなかったり、答えようとしなかったりしたら本人が落ち着くまで抱っこしたり、他に注意を向けたり、それでもだめなら少しその場からママが離れて様子を見てください。

イヤイヤ期は表面上はママや家族との戦いのように見えますが、子ども自身の戦いです。自分と周りの違いを認識していくことで成長していきますので、時には構い過ぎずに見守ることも大切です。真剣に向き合いすぎるとママがダウンしてしまいますからね!

3歳を過ぎてのイヤイヤ対処は、会話が出来るようになるぶん意思疎通の問題はぐんと楽になります。しかしはっきりと自分はこうする!という主張をしてきます。公園で遊びたいと強く思えば雨が降っていても行きたいと言い続けたり、欲しいものがあって今日は無理だよと言っても全く通用しなかったりと、内容がレベルアップしてくるので手ごわいです。そんなときは細かく説明してみましょう。

たとえば「今日は雨が降っているよね。雨が降っているのに公園へ行ったら服がぬれて体が冷えて、風邪をひいちゃうよ。○○が風邪をひいてつらそうなのを見るのはママいやだな。だから公園は晴れた日に遊びにいこうね!」というように、なぜ行かないかを説明してみてください。でもここで折れないのがイヤイヤ期…それでも行く!ときっと言われてしまいます。その場合はダメなものはダメ!と意思を変えないで。世の中は自分の思い通りにならないことがあるという事をわかってもらうのも重要です。

イヤイヤ期を乗り切るにはママが力みすぎないのも大切です。「あ~、イヤイヤ期だし仕方ないか」くらいに構えていれば、成長の一つとして見据えることが出来ます。気持ちを楽にして乗り切りましょう!

きっとできます!イライラしない叱り方

別記事「お願いだからいう事聞いて!すんなり聞き入れてくれる方法」でも少し書かせて頂きましたが、叱るときってどうしても先にイラっとしてしまいませんか?

最初は「落ち着いて注意しよう」と決めていても、最終的には大きな声で叱ってしまって疲れるし、子どものしょんぼりした顔を見ると心が痛みます。でも「叱る」と「怒る」は似て非なるものです。イライラから来る叱り方は「怒り」であって、あなたの感情を露わにしているに過ぎません。そこで今回はイライラしないで上手く叱る方法をご紹介します。

『イライラの原因は何?自分と向き合ってみよう』

そもそも、なぜ子どもの行動にイラっとしてしまうのかを考えてみましょう。子どもが言うことを聞かないのはもう常識と言っていいほどわかりきっていることですよね。自分の欲求に素直に従っていますから、したいことはずっとしたいし、やりたくないことはやりません。

子どもを叱る原因は主に「社会や家庭生活を含め生きていくうえで必要なルールを守れないとき」「してはいけない事や危険な行動をしたとき」「約束を守れなかったとき」この3つが大半かと思います。

どれも欲求を抑えなければ守ることができません。こちらが叱っても自分勝手なことをされてイライラするというのは、実はあなた自身にその原因があるかもしれません。悩みを抱えていたり、体調が悪かったり、場合によっては頑張り過ぎていて原因に気づかないことだってありえます。

『疲れているかも?思い切ってリフレッシュしよう』

イライラしてるなと気づいたら、何が自分をそうさせているのか振り返ってみましょう。特に思い当たることが無くても、育児中は常に気持ちが張りつめていますから、疲れてしまっているかもしれません。

昼は仕事や家事、夜は子供の世話、休日も家族や子供の世話…ずっと誰かの為に頑張っているママ、問題を抱えて疲れ切ってしまったママ、ちょっと休憩してみませんか?少しの時間でもいいので、家族や託児所にお子さんを預けて一人でショッピングや映画などを楽しんだり、お友達と会ってお話すると気持ちの切り替えが出来て効果的です。

子どもを放って置いて遊びになんて行けない!なんて思わなくても大丈夫です。怖い顔で怒っているママより、きちんと叱ってくれるけどニコニコしてるるママのほうが子どもだって嬉しいんです。悩みを抱え込んだり、家族のために頑張り過ぎてしまう人ほど真面目で頑張り屋ですから、思い通りにいかないとついイライラしてしまうもの。子どものためにも、ぜひリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

叱ることはとても大事です。将来社会に出て生きていくためにやってはいけないこと、やらなければいけないことをしっかり教えるのが愛情です。でも、それが伝わらなければ叱っても意味がありません。感情を爆発させるだけの「怒り」では、逆に反感を持ってしまい信頼関係に響く可能性もありますから避けるべきです。

イライラしない叱り方とは、ママ自身がポジティブな感情で満たされた状態で、子どもの将来を見据えしてはいけないこと等を冷静に伝えること。感情のコントロールは中々難しいですが、ぜひ実践してみてくださいね!

お願いだからいう事聞いて!すんなり聞き入れてくれる方法

何もできなかった赤ちゃんの時代が終わり、自我が芽生えてくる幼児期になると1人で出来る事が増えてきます。

成長は嬉しい反面、寂しさも感じる事もあるかと思います…が!そんな事を感じるのはほんのわずかな間だけ。子どもは自分の思いを伝えたい気持ちが強くなり、いう事を聞いてくれなくなってきます。

そんなときは、頭でわかってはいてもついつい感情が高ぶって大声で注意したり、イライラしてしまいますよね。そしてあとになって「あんなに怒らなくても良かったかな…」と後悔してしまうことだってあるはずです。かといって何も注意せずほったらかしになんて出来ません。今回は自我の強くなったお子さんに効果的な思いの伝え方をご紹介していきたいと思います!

『怒るのは逆効果!まずは冷静になってみて』

「家に帰ったら手を洗いなさい!」「早く寝なさい!」「食べたら歯を磨きなさいっていつも言ってるでしょう!?」など、世のお母さん達が一度は言ったことのあるセリフを毎日毎日、何度言ったらわかるの!?って思いますよね。子どもの為を想って言っているのにその通りにしてくれないとイライラしてしまいます。

育児書に書いてあるニコニコ優しいママになるためのセオリーは、この時期を迎えたお子さんにはほぼ通用しないのではないでしょうか。ですが感情をぶつけるのみでは本当の思いが伝わりにくく、根本的な解決には至らない事がほとんどです。ではどうしたらいいのでしょうか?

『「あなたが大事だから」という気持ちを伝えると効果あり! 』

何でいう事を聞いてくれないの!?と子供に言ったところで、答えることはできません。黙ってしまうか、自己主張がより激しくなってしまいます。でもここで声を荒げるのをぐっと我慢してください。怒りの感情が起こったら、まず冷静になりましょう。「○○しなさい」や「○○しないとダメ」といった言葉はあくまでママの主観であり、お子さん主体ではありませんから『またママ怒ってる、コワイな、イヤだなあ』と思われて「なぜこうして欲しいのか」までは伝わりません。ですから最初にお子さんの気持ちを汲んであげて下さい。

たとえば夜寝る前にまだ遊びたい!とぐずって中々動かなかった場合は「遊ぶのは楽しいよね、ずっと遊んでいたいのもわかるよ」と共感してみましょう。ここでのポイントはお子さんがこちらの話を自然に受け入れて「うん」と返事をしてくれるように話すことです。(話を聞きなさい!って怒る気持ちは抑えてくださいね!)そして気持ちがこちらへ向いたら「でも、もう寝る時間だから寝ようね。○○が一緒に寝てくれないとママはさびしいなぁ」と話してみてください。

もちろん状況に応じて言い方は様々ありますが、とにかく「ママはあなたが大切で、成長していく中で必要なことを覚えてほしいから言っている」とわかるように言ってあげてください。1回で聞き入れてくれない場合もありますが、根気よく伝えてみてください。自分は愛されている、大切にされている、という事をお子さんがいつも感じることが出来れば、お互いに気持ちのやりとりがスムーズにいきますよ!