食事マナーは楽しく覚えていくと身に付きます!

離乳食を開始した当時は食べてくれるだけで嬉しいものですが、食事にも慣れ自分で食べれ事が出来るようになってくると気になるのが食事のマナー。落ちたスプーンをそのまま口に入れたり、落ちたものを食べようとしたり、やっちゃダメ!なことをたくさんやってしまいますよね。自宅ならまだしも家族以外の人や外食の時にやられたら自分のしつけを疑われてしまわないかヒヤヒヤしてしまいます。

食事マナーは付け焼刃ではどうにもならないものです。無理に子どもにやらせようとしても嫌がってやってくれなかったりもします。そこで今回は、子どももいやがらずに楽しくできる食事マナーを身に着ける方法をご紹介します。

『食事マナーってどんなもの?』 

食事中してはいけないルールがいくつもありますが、そもそもこれらは何のためにあるのでしょうか?たとえば子供に肘をついて食べてはいけません!と注意して「なんで?」と聞かれたら答えに少し困ります。ダメなものはダメ!…確かにそうですが、根本的解決になっていません。では私たちは親からなんのために食事のマナーを教わったのでしょう?

食べるだけなら動物もできます。でもそこに人間的な秩序やルールはありません。生きるために食べる本能的な行為のみです。私たち人間は社会生活を営むものです。自分以外の他人と気持ちよく接していかないと生きていくのは難しいことです。なので生きる上で欠かすことのできない食事におけるマナーとは、誰から見てもきれいで気持ちの良い動作でなければなりません。マナーは子どもの時からの習慣になりますから、教えるなら今しかないのです。

『子供が楽しく覚えるにはどんなことをしたらいい?』

まず楽しく覚えるための第一歩は、子ども一人で食事をさせないことです。食卓にたった一人でママは家事を頑張っているという状況はやめましょう。食事のときに1人というのは大人が思う以上に寂しいですし、マナーを指摘する機会もなくなります。家族で食事をすることで会話もはずみ、食事マナーを矯正する回数も自然と増えます。忙しくて時間の取れない方も、食事の間だけは一緒に食べられるように調整してくださいね。

食事中にまず気を付けたいのが、スプーンなどを持つ手だけ出して食べている状態です。もう片方の手は食器を持たないと落としますし見た目も悪いです。そんなときは出てないほうの手を呼んで机の上に出させると楽しいやりとりができます。左手が出ていなければ「左手さーん、いますか?お返事してください!」と言って手を挙げてもらいましょう。そのまま「お茶碗持つのを手伝ってくれるかな?」と言えば楽しく出来ますし、怒りながら教えるよりママもぐんと楽です。

この方法は他のパターンにも応用できます。立膝で食べているとき、くちゃくちゃ音をだして食べている時もそれぞれ、足さんは下で待っててね、お口さんは静かに食べないとみんなビックリするからそーっと食べてねなど、擬人化すると子どもも楽しそうに聞いてくれます。

食事マナーもしつけの基本です。小さい時は仕方ないで済みますが、大人になるにるれそうはいかなくなります。後で恥ずかしい思いをするのは子ども自身ですから、今のうちにしっかりと身に着けておきたいですね!

保育園に行きたくない!?もしかしたらこんなことが原因かも!

子どもを預けたいのに空きがなくて保育園に行けない方はたくさんおられます。そんな中、やっと入れたら本当に嬉しいですね。でも、入園してしばらくすると突然「行きたくない…」と言い出すこともあります。理由を聞いて話してくれるならいいですが、行きたくないの一点張りで理由がわからないことも意外と多かったりします。今回はそんなとき、何が原因なのか?考えられることをいくつか紹介していきます。

『ママと離れたくない』

それまで1日中一緒だった、大好きなママと離れるのがイヤ!単純ですが、一番多い理由です。親の手が掛からなくなるまでは、本音を言えば子どもはずっとママと居たいのです。これは完全に保育園に慣れて口に出さなくなってからも同じです。

でも、家庭の事情や仕事を持っていて預けていますから、簡単に休ませたり家でずっと見ることはできません。何より、困らせればママと一緒にいられると思わせてしまうとずっと行きたくない!となってしまいます。保育園に行けば日中楽しく遊び、迎えの時も機嫌がよく、友達とも問題がなく、朝だけグズグズ…という状態なら「ママ行かないで!一緒にいて!」が本音です。

ですが、かわいそうだからといって行きたくないと言ったときに簡単に休ませてはいけません。これから小学校、中学校と進学していくことを考えれば、「自分の意思に関係なく行かなければならないことがある」と理解させるいい機会です。子どもの為に心を鬼にして、保育園に朝預けたら笑顔で、そして光の速さで立ち去りましょう。いつまでも見届けると子どもも余計に未練が残ります。あとはプロである保育士さんにすべてお任せしてしまいましょう。

『ママが不安そう』

保育園に預ける時、ママが不安そうだったり沈んだ表情をしていたら子どもは間違いなく不安な気持ちになります。たとえばママが苦手な食べ物は子どもも好きにならないのと同じで、子どもはものすごく親を見ています。そこから危険かどうか、安全かどうかを察しているからです。保育園に預けて子どもは慣れてくれたかな?お友達と遊べているかな?など、自分の目で見れない生活は確かに気になります。だからといって必要以上に不安にかられることはありません。顔では笑顔を作っても、心配事があれば子供は察知しています。

なので預ける時に「ママが不安な顔をして毎朝預けに来ているここは大丈夫なの!?」と子どもは子どもで不安になってしまうのです。保育園は楽しいところ、安全に1日過ごせるように配慮されたところです。心からの笑顔で送ってあげてくださいね。それ以外での心配事がある場合、相談できる人や相談できる専門家を訪ねて、心の重荷を取り除くようにしてみてください。

『お友達とうまく遊べない』

0歳からずっと保育園に通っていれば、当時からのお友達とは兄弟のように成長していきますからその心配はあまりないですが、途中入園であれば仲のいいお友達と遊べるようになるまで少し時間が掛かります。お子さんの性格にもよりますが、おとなしめの性格なら自分からグイグイいくのは難しいかもしれません。ですが、これも成長段階での試練のひとつ。小学校に上がってもこの問題はいずれぶつかります。

うまく遊べていないとわかっても、まずは見守って下さい。自分から遊ぼうっていってごらん、と教えてあげてもいいでしょう。それでもあまり改善が見られないようなら担任の先生に相談してみてくださいね。

保育園は社会生活の第1歩です。親として不安になることはいくつも出てきますが、子ども自身で解決できるよう見守るもの親の役目です。乗り越えて笑顔で登園できるようになるといいですね!

おもちゃ売り場から上手に抜け出せる方法

おもちゃ売り場、できれば誕生日とイベント以外では近づきたくないコーナーですね。でも子どもの勘は冴えていて、気が付いたら売り場につれてこられていたなんてこともあると思います。

駄々をこねられると気力も体力も消耗するし、後の予定がある時は気持ちが焦ってきつく叱ってしまうこともあるのではないでしょうか。周りの目も気になるおもちゃ売り場での攻防、できれば最短で切り抜けたいものです。そこで今回は、おもちゃ売り場から上手に抜け出せる方法をご紹介します。

『あえて一緒におもちゃを見てみる』

逆転の発想です。無理に連れていこうとすれば「これ欲しい!」が更にエスカレートします。ですから一度子どものペースに乗ってみましょう。これいいね!どれが一番好きなの?など、問いかけていくと最終的に満足してくれます。

ここでのポイントは「次に来た時に買おうね」と言わないことです。次の買い物のとき親が完全に忘れていても、子どもはしっかり覚えているのでまた欲しがります。そんな約束覚えてないよ!と一蹴してしまうと、子どもは嘘をつかれた形になり親子の信頼関係に響きます。本当に気に入って買いたいと言っているのであれば「●●のときに買おうね」と提案して下さい。我慢させることもしつけの上で大切なことです。

『とにかく近づけない』

当たり前ですがこれにつきます。今日は何が何でもおもちゃ売り場に寄る時間なんてない!そんな日は徹底的に防御してください。「そっち(おもちゃ売り場)には行かないよ~!」と注意したり「今日はおもちゃ買わないからね、わかった?」と言い聞かせるのではなく、1秒でも視界に入らないようにしたり、おもちゃの「お」の字すら発さない徹底作戦です。

とはいえ、歩けるようになると興味のあるものへまっしぐらに向かっていってしまいます。まずそれを防ぐため、まだ体重の軽いお子さんなら抱っこひも、長時間抱えるのが大変ならバギーなどに乗せましょう。これで売り場の発見を未然に防ぐことができます。

拘束を嫌がって歩きたい!ということならすぐに陽動作戦を決行です。注意を逸らせる対象は何でもいいですが、お菓子など別の駄々をこねそうな誘惑物に注目させるのは避けてください。食品コーナーなら野菜や果物、魚などがたくさん並んでいるので「この野菜はなんだっけ?名前教えてほしいなー、わかるかな?」とか「この魚は●●って言うんだよ」など、質問をして興味を向かせましょう。それに答えてくれたら、うわー物知りだね!もっと教えてほしいな!と、さらに会話を続けてみましょう。おもちゃのことを考える隙を与えないのがポイントです。

そしてうまいこと会計までたどり着いても油断は禁物。お店を出るまでが戦いですので、今日お買いものしたものを何に使うか、どうやって作るかなどを一緒に考えたりしながら店を出ましょう。

可愛い子どもの言う事は可能な限り聞いてあげたいのが親心です。無理でなければ買ってあげることはいつでもできますが、甘やかしてしまうのは本人のためになりません。ダメなものはダメという事をわかるまでは根気よく教えて言ってあげてくださいね!

まだ遊びたいと泣かれたらコレ!子供の気持ちの切り替え方

大人なら、どんなに楽しくても時間がくれば切り上げることができます。でも子どもはいつまでも気に入った遊びをしていたいのです。飽きるまで待とうと思っても、それまでの時間はかなり長いです。子どもの気持ちは尊重してあげたいけど、こちらにも都合があるし合わせてばかりもいられません。

無理やりやめさせることは簡単ですが、そのあとのフォローが結構大変だったりしますよね。今回はそんな時に役立つ子供の気持ちを切り替える方法をいくつかご紹介します。

『次に楽しい事があると匂わせる』

子どもは目の前で起こっていることにしか注意が向いていません。それに加えて自我が強烈に芽生えてきた時期なら、何が何でも主張を押し通そうとしてきます。そんなときは、少し先にはの楽しいことが待ってるという話を持ちかけてみてください。

外出先なら「いまの遊びも楽しいけど、家に帰ったら●●して遊べるよ。」といったように意識が自宅へ向くよう提案しましょう。ただしこの場合、そっちの方がメリットがあると思わせなければなりません。「●●ならママも一緒に遊べるから、そっちがいいなー」とか、「いま帰って●●したら、ごはんの時間まで長く遊べるよ」など、新商品を紹介する営業マンばりにセールストークを展開させましょう。最初は嫌がっていた子どもも、徐々にその気になってくるはずです。

『家にたどり着くまでの間に遊びをする』

ただ帰るだけでは子どもの気持ちはそこに留まったままです。こちらも外出先から帰宅する場合ですが、帰宅途中に子どもが気に入りそうな遊びをしながら気を紛らわせる方法もあります。帰りだす際、もっと遊んでいたかったら不機嫌で、遊びながら帰ろうとしてもなかなか乗ってきてくれないかもしれません。

そんなときはまず何でもいいので「モノや動物」に注目させてみましょう。「あっ!あれは飛行機かな!?見てごらん!」「可愛いワンちゃんがお散歩してるよ!みてみて!」など、少しオーバーにするのがポイントです。それに目を向けた後は「すごかったね(可愛かったね)、じゃあ、もっと探しに行こうか!」と少しずつ注目対象をずらしていきます。その場から離れることに成功したら、しりとりや好きな歌など、道具が無くても楽しめる遊びをしながら帰ります。これなら帰宅しても上機嫌です。ただし、追いかけっこや鬼ごっこなどの走る遊びは危険ですからやめましょう。

『創作ストーリーを即興でつくる』 

ご飯の時間や寝る時間に「まだ遊ぶ!」と泣かれたら大変です。次のアクションに移るまでに時間が掛かると、食べる時間や寝る時間が遅くなって生活リズムを整えることに四苦八苦してしまいます。そんなときは即興の創作ストーリーが活躍します。

もちろん主人公はお子さんです。食事前ならお気に入りのヒーローやヒロインの仲間になった設定で、ご飯を食べて悪者を倒しに行くとか、台所に敵が現れたからやっつけに行こう!など、お子さんが食らいつく内容で釣ってみましょう。寝る前ならお子さんが登場するストーリーを布団に入ってその場で考えてお話します。自分が冒険に出掛ける話や、昔話に登場して物語の中に入ってもいいですね。聞き入ってくれるとそのまま気持ちよく眠ってくれます。

子どもは日常の全てが興味の対象といっていいほど好奇心の塊です。注意を逸らせたり、こちらの都合に合わせようとするのは子育て中苦労しますが、本人が気づかないうちに楽しく次の行動に移ることができればお互いにストレスがないので、ぜひ試してくださいね。