『ありがとう』は大事!遊びの中から学ばせよう!

12
誰かに自分の気持ちを伝える言葉で最初に覚えることの多い「ありがとう」。感謝の言葉です。どんな人でも笑顔になれるこの言葉は、人との関わりの中でとても大切な意味を持つ言葉でもあります。私たちにとってはありふれた言葉なので自然に言えるようになったと思ってしまいますが、「ありがとう」は教えなければ理解できません。現実に、何かをもらったりしてもらっても「ありがとう」と言えない子どもはいます。してもらうことが当たり前で悪気はないからです。とはいえ、言葉を話せるようになったくらいの小さいお子さんでは、感謝の気持ちを理解するのは少し難しいですよね。でも理解できないうちから言えるようにすることはとても重要です。今回は普段の遊びの中で「ありがとう」という言葉を覚え、何かをしてもらうことへの感謝の気持ちを学ぶ方法をご紹介します。

『親であるあなたは言えていますか?』

子どもは親の姿を見て成長します。親の言葉や振る舞いを真似しながら育つので、「なんでうちの子はこうなの!」という想いのある方は、自分を顧みるいい機会だと思ってください。さて、遊びの中から学ばせる前に確認しておかなければなりませんが、親であるあなたは普段から感謝の気持ちを伝える姿を見せているでしょうか?ただ言うのではなく、適切な場面で言えているかが大事です。その姿を見せていれば、遊びの中で覚える時も吸収が早くなります。特に家族のあいだでは「ありがとう」と改めて言ったりするのは気恥ずかしく感じることもあるので、言いにくいこともあるかもしれません。でも言われて嫌な気持ちになることはほぼありません。「いつも働いてくれてありがとう」「いつも気にかけてくれてありがとう」些細なことでも言葉にできると、感謝とはどんなことか子どもにも徐々に伝わっていきます。

『基本はどうぞ&ありがとう』

まだ言葉がはっきり喋れない月齢なら、おもちゃやボールなどを持たせて「ママにちょうだい」と手を差出し、そこにおいてくれたら「ありがとう」という遊びをするかと思いますが、これが基本です。まずは動作で覚えさせましょう。渡す→ママが嬉しそうな顔で「ありがとう」と言う、これを意識してやるようにしてください。もう少し月齢が進んで3歳前後になるとお店屋さんごっこもできるようになります。こちらは店員役でもお客さん役でも「ありがとう」が言えますし、うまくいけば実際に買い物に行ったときお店の人(家族以外の人)にお礼を言うこともできるようになります。照れ屋だったり、おとなしい性格でもじもじしてしまう場合は無理に言わせる必要はありませんが、これからの人生でたくさんの人と出会っていくうえでは初めての人にも言わなければならない機会はあるので、徐々に慣れさせてあげてください。

感謝の気持ちを持つようにさせるためには、普段から要求するものを何でも与え過ぎないことも大事です。ありがたみというものは、普段手に入らないものがやっともらえたときに初めて起こる感情です。蛇口を捻れば当たり前に水が出てくるので何とも思わないのに、水不足で断水したときほど水があることの大切さがわかるのと同じではないでしょうか。感謝の心を持って優しい気持ちで育ってくれたら嬉しいですね。

ごめんなさいと素直に言えないときに怒ると逆効果!

ごめんなさいと子どもが自分から言い出せるようになるまでは意外と時間が掛かるものです。「ありがとう」や「こんにちは」は比較的すぐ言えるようになるのに、なぜごめんなさいは中々言えないのでしょうか?本人に悪いことをしたという気持ちがあるのがわかっているのに黙っていたら叱ってしまいますよね。でも言えないことを怒るとますます素直に言い出せなくなってしまいます。

**********************************
突然の出費で今月ピンチ!しっかり返済計画を立てれるなら、カードローン利用もアリです。
(参考記事・・・主婦でも旦那に内緒でキャッシング可能?専業主婦もOKな会社も紹介
**********************************

『謝る事の意味』

謝ることを理解させるのは、感謝の気持ちを教える以上に難しい事です。感謝することなら能動的にできるので、日常でもどんどん「ありがとう」と言うことが出来ます。しかし謝る事というのは「本人が何かしでかして自分以外に迷惑が被った時」なので、感謝を伝える場面よりは明らかに少ないのです。ですから謝らせる場面が来たらしっかりその意味を教えていきましょう。

例えば家で目を離したとき、遊んでいて何かを壊してしまったとします。明らかに子どもがやらかしたとわかる壊れ方だったら「何してるの!謝りなさい!」と怒鳴ってしまうかもしれません。ですが日常的に「謝って!」と怒りながら謝罪を要求していると、謝ること=恐怖に繋がってしまうので、心から申し訳ないと思う気持ちを引き出すには逆効果です。反対に「謝ればママのガミガミが収まるから」という気持ちですぐごめんなさいと言うだけ言って謝罪の気持ちは生まれないなんてことになったら軌道修正が大変です。

『子どもの気持ちをまず聞こう』

最初からごめんなさいと無理に言わせるのではなく、まずは黙ってしまっている子どもの気持ちを聞いて代弁しながら導いていきましょう。まず「これを壊しちゃったのね?けがはなかった?」と、気遣う一言を忘れずに。ママはあなたの想いを理解するよという安心感を与えてあげましょう。

そして「これが壊れたらママは悲しい気持ちになるよ。誰かのものや皆が使うものを間違って壊したら、ごめんなさいって言うんだよ」と促してみましょう。このとき子どもは自分は悪いことをしてしまったのが分かっているので、気まずさから黙ってしまっているのです。なので必要以上に問い詰めたり、長いお説教をするのはやめましょう。余計に心を閉ざしてしまいますし、謝ることの本質が理解できなくなってしまうからです。

自分が壊したものをママはとても悲しんでいる、わざとじゃないけど悪いことしたな、悲しい思いをさせて申し訳ないな、という気持ちを持つことで初めて謝る意味が理解できます。相手を思いやる気持ちを育てると、自然に謝れますよね。そうなるために、まずは子どもの気持ちを汲んであげることからスタートしてみてください。

大人でも謝れない人はいます。何かをしてもらうのが当たり前の生活をずっと送っていたら、悪気はないのにそうなってしまうでしょう。ですが生きていくなかで謝って相手の許しを乞うことは必ずあります。子どもが素直にごめんなさいと言えるようになるまで、暖かく正しく見守っていきましょう。

挨拶を習慣づけたいなら普段の生活がカギ!

あなたのお子さんは挨拶が出来ますか?挨拶は人と人をつなぐ一番身近なコミュニケーション手段ですから、早いうちから教えるのが理想的です。

挨拶なんて教えなくても出来ると侮ってはいけません。生活の一部として自然にできるようにするには、習慣化していなければできないものです。では普段の生活でどのように教えたらよいのでしょうか?押さえておきたいポイントを今回はご紹介します。

『親が挨拶をしている』

朝起きたとき、仕事にいくとき、ご近所さんに会った時、あなたはしっかり挨拶できているでしょうか。

特に家庭内での挨拶は忙しさにかまけて飛ばしてしまったり、挨拶が気恥ずかしかったり面倒でしなかったりすることがあります。そんなとき、子どもは親がしているかどうかをよく見ています。しっかり出来ていないのに子供には挨拶しなさいと言っても「ママしてないのにしなきゃいけないの?」なんて言われてしまうかもしれません。

子は親の鏡と言いますが、親の姿を真似て子どもは成長します。というより、親がすべてなのです。お手本になれるように意識して挨拶をするようにしましょう。

また、挨拶を親がしっかり出来ていても子どもがなかなか言えないこともあります。こんなとき「どうしてできないの!」と叱らないように気を付けてください。

人見知りの子やおとなしい性格の子は、挨拶したい気持ちはあっても恥ずかしがって言い出せないことがあります。また、反抗期の子だったらわざと言わないこともあります。

前者の場合はきつく注意されると苦手意識を持ってしまい、ますます言い出せなくなってしまうかもしれません。この場合は、挨拶されたら相手は嬉しくなること、相手は信頼に値する人だという事を教えてあげて下さい。

反抗期で言わなかったりふざけたりしたら、その時は挨拶が出来ないとなぜだめなのか注意しましょう。挨拶は相手と心を通わせるためのことばです。子どもだからうまく出来ないのは仕方ないと思わず、小さいときからの反復が習慣となるのでしっかりと教えていかなくてはなりません。

『ごっこ遊びの中に取り入れる』 

子どもが学んで吸収するには遊びの中に取り入れるのが一番です。挨拶はどの遊びでも取り入れることができるので覚えやすいといえます。たとえば人形遊びやままごとは自然に挨拶の言葉が出きますから積極的に言ってみるといいですね。

男の子の遊びでもミニカーや電車などを擬人化して話をしながら走らせてみると楽しく覚えていけます。遊びの最中も、どんな小さなことでもいいので挨拶をしてどんなときにどの言葉を言うのか覚えさせることが出来れば実践するときもスムーズです。

挨拶が出来なくて困るときは必ずきます。大人になって社会人として働くときに挨拶がきちんと出来なかったら確実に行き詰ります。

気持ちの良い挨拶は多くの人に安心感を与えて、周囲の信用を得ることもできますし、まだ小さい今でも、お友達の家に遊びに行ったときや親戚の家に行ったときにきちんと挨拶が出来れば印象はさらによくなって本人も自信を持つことができます。しっかりと基礎を固めて一人のときでも挨拶ができるようにサポートしていけるといいですね!

おむつが中々はずれなくても焦らないで!楽しくトイトレしよう!

9
自分の意思を伝えられるようになり、おしっこの回数がまとまってきた時期にトイレで用を足す練習を始める方が多いですが、何の苦労もなくトイレに移行できたという子はほぼいないのではないでしょうか。

慣れない体勢で用を足すことは、子どもにとってなかなか難しいものです。
すぐに慣れてくれれば問題ありませんが、おむつじゃないと用足ししたくない!と漏らしてしまったりうんちを我慢して便秘になってしまったという話を耳にします。また、身近でおむつが取れたという話を聞くと余計に焦ってしまいませんか?今回はおむつ外しに奮闘している方に読んでいただきたいトイレトレーニングのコツをご紹介します。
 

『焦りは禁物!子供のペースに合わせよう!』

育児書などには大体何歳くらいからおむつが外れてきます、という記述があるかと思います。目安なのはわかっているけど、その時期を過ぎても外れないと子どもに厳しく当たってしまってトイレの練習をいやがるようになったら次のステップに移行するのに時間が掛かってしまいます。

初めの一歩を成功に導くためには、最初から多くを求めないことです。トイレの個室に入れた、おまるに触れた、もうそれだけでOKです。トイレの環境や、おまるを使用するならその形をまず覚えさせましょう。子どもにとっての初めては恐怖さえ感じるものです。少し見慣れてきたら用を足さなくてもいいので座らせて、どんなふうに使うか真似させてみてください。子どもの好きなキャラクターの絵や鮮やかなトイレカバーに付け替えるなど、子どもがトイレは楽しそうな雰囲気の場所だと感じることができるようにしてあげるとより興味を持ってくれます。

トイレやおまるの雰囲気に慣れてきたらいよいよ用を足す練習です。やり方やタイミングは最初からつかむのは難しいので、ママがトイレに行きたくなった時の様子を演じると解りやすいです。おしっこがでそう~とモジモジして、便座やおまるに座って用を足す真似をすれば言葉で説明するよりも理解しやすいでしょう。

うんちの場合も同様に教えてあげていいのですが、座った体勢でおなかに力を入れることがうまく出来ないことが多いです。ですのでうんちだけはしばらくオムツでするパターンもあります。力の入れ方が分からずトイレで出来ないときは、力むときにおなかを少し押してあげると、うんちの時はおなかに力を入れることが分かってきますから補助してあげてください。強く押しすぎないように注意です。

トイレトレーニング中はお漏らしや衣類・布団が濡れたり汚れたりするのは当たり前。それを「また失敗したのね!」と叱るとトレーニングに消極的になってしまいますので、汚しても大丈夫!という心構えで一緒に頑張って下さい。

そして何か小さなことでも出来たら思い切り褒めてあげましょう。褒めることで自信がつき、ステップアップにつながります。そしてどうしてもおむつが手放せなくても、それは今だけのこと。子どもに手が掛からなくなる時期はあっという間に来てしまいます。逆に貴重な時間と思えば、大らかな気持ちでいられますので、焦らずトレーニングを進めていけたらいいですね!